7月の中旬も過ぎ、暑い日がこれからも続きます。食欲がなくなりつつあるときには夏野菜カレーがオススメです。しかしカレーのルーの箱に書いてある分量で夏野菜カレーを作るとちょっとイマイチな味に…。夏野菜の特性を知ることでおいしいカレーになります。気を付けるのはたった1つで何も難しくありません。
水の量を減らしましょう。
気を付けるのは水の分量ただ一つです。トマトやナスといった水分を多く含んだ野菜を使う際にはその野菜の重さの3/4程度水を減らすといいです。パッケージには600mlの水を使うよう指示されていれば、夏野菜200g使うとき450mlの水でカレーを作ると良いです。(200g×3/4=150、600ml-150=450)
通常カレーに使う野菜はジャガイモやニンジン、玉ねぎといった根菜類が中心です。トマトやナスは90%が水分で、根菜類に比べて水分量がとても多いです。夏野菜を煮込むとその水分が放出され、パッケージ通りに作った夏野菜カレーは薄味のイマイチなカレーになってしまいます。
トマトの水分量がよく分かる例としてトマト缶があります。トマト缶は水を加えずに作られており、トマト缶の水分はトマトから出た水分です。あれだけの水分量があるとカレーの風味がどうしても薄まってしまいます。
夏野菜のから出る水分量を計算に入れて作ると、夏野菜のうま味が味わえる夏野菜カレーが完成します。ご家庭で作る際は勇気をもって使う水の量を減らしてみてください。