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イチゴの収穫量はこんな感じです

イチゴが激減ナウ

イチゴの収穫量には波があり収穫量が多い「山」の時期と、減少する「谷」の時期があります。イチゴを栽培するさいはこの谷の時期をいかに短くかつ、収穫量の落ち込みを減らし谷を浅くしようと工夫します。

で、じゅん農産はこの谷の時期が長く、深くなっています。下の図のような感じです。

収穫量が落ち込んだたった一つの理由

収穫量が落ち込んだ理由は「冷害」です。冷害にあうと花が黒くなりイチゴにならなくなります。3~4週間前に咲いた花が冷害を受けたことにより現在の収穫量が深く落ち込んでいます。そもそもなぜ暖房機がついているビニールハウスで冷害が発生したのでしょうか?普通ではまずありえません。冷害が発生しないように暖房機があり、普通の気温管理をしたら発生しません。

つまり普通の温度管理じゃない⁉

普通の農家さんの温度管理は冬の最低気温が10℃以下にならないように設定しています。こうすることでイチゴが冷害に遭わず収穫量が増えます。しかし成熟期間が短くなるので味は落ちます(成熟期間について)。じゅん農産では成熟期間を長くするために最低気温を3℃に設定し、時には暖房を切って-3℃まで下げました。その結果、美味いイチゴがなり、近所のおばあちゃんからは「90年生きてきた中で一番おいしい」、「孫に食べさせたい!」、「じゅん農産のイチゴを買いたい」とさまざまな声を頂きました。東京で3回ほど販売会を実施したのですが、初回に来てくださったお客様が2、3回目も来てくださり本当にうれしかったです。

気温から見たとき「収穫量」と「おいしさ」はトレードオフの関係になっています。収穫量を優先すると味は落ち、味を優先すると収穫量の見込みは減ります。じゅん農産は味を優先します

とはいってもここまで落ち込むのはさすがに問題があります。せっかく買いに来てくださったお客様に「イチゴが無くて…」というのは申し訳なさすぎます。

来年は温度管理を少し変更しようかと考えています。

今後の見通し

来週にはイチゴの収穫量が回復する見込みです。花もしっかり咲いていますし、後は赤くなるだけのものもあります。しかし、先ほど述べたように気温が高いと成熟期間が短くなり味が落ちます。ですので価格改定をします。¥800から¥650に変更します(産直パーラーChuSankanのみ)。じゅん農産は美味さ至上主義です。よろしくお願いします。