初めてナスが売れた感想
売れるか心配でしたが、一つでも売れたことに安堵しました。ようやく本格的なスタートを切れた実感がわいてきました。購入してくださった方、本当に感謝しています。ありがとうございます。
安堵したところで反省会
とれった広場へ出荷し、価格は2本入りで200円、傷アリが190円、1本80円という設定にしました。冒頭では売れたと書きましたが、すべて売れたわけではなく、半数ちかくが売れ残ってしまいました。
周りの出荷者は3本で240円台でしたので価格もいい感じに設定できたと考えていました。その出荷者さんも同様に売れ残っていました。この事実から様々なことを考えなければいけません。
1つ目にお客様は価格が高いと感じられたかもしれません。人とお金は密接に結びついています。お金を損した気分はどうでしょうか。損をする感覚は人に殴られて時と同様のストレスを感じます。値段に見合うものではなかった、200円では損をした気分にさせたかもしれんせん。わざわざストレスを感じてまで購入するお客さんはいませんよね・・・。
では、なぜこの金額設定になってしまったのか考えます。私の2つの思いが原因です。一つ目はこの地域のナスではかなり早いほうでした。「地元産の初物」が少し値段が高くても購入してくれるのではないか、と考えたからです。二つ目は親心的な感情です。小さかった苗が大きくなり、花をつけ、実になり、ようやく出荷できた。その過程を見ているので安く売れませんでした。
一つ目の対処
売る日を土日にしたほうがよかったかもしれません。私が出荷した日は6/1(水)でした。平日のお客さんは地元の方がメインです。「値段」のお得を考えると思います。私だって日常の食事はまず値段です。とりあえず、安い物、そして栄養バランスがとれるか、その次に産地といった順番です。そのナスが地元だろうが、熊本産だろうが関係ないです。
しかし、土日のお客様の層は少し異なります。遠方からくる方もおり、車のナンバーを見てみると「名古屋」をはじめ「春日井」「豊橋」など愛知県からのお客さんがいらっしゃいます。この方たちの「お得感」はどこでしょうか。「産直だからスーパーより安そう」と考える人もいるかもしれません。しかしガソリン代や費用対効果を考えるとスーパーの方が安いです。私は「採れた採れた野菜がその日のうちに買える」が一番の価値でお得感を生み出していると考えます。平日と土日で狙う客層が異なってきます。
来年は日曜日に出荷すればよいと結論付けられますが、なかなかうまくはいきません。ナスの成長具合で変わってきます。気温が高く、晴れた日が続くとナスは一気に成長します。日曜日は小さくても来週にはとんでもなく大きくなっている可能性があります。この辺が農業の難しいところです。出荷する曜日を見て、値段を決めるしかなさそうです。
二つ目の対処
値段の適正値を見つけるのはなかな困難です。私の理想は9割が売れるぐらいの価格帯です。今回は半数以上残ったため「値段は高すぎた」と評価します。先述戦術しましたが、高くなった原因は私情を挟んだせいです。私情をなくすためには第三者の目線が必要になってきます。
第三者の目線を手に入れる方法に「データを取り続ける」があります。何がアンカーとなりうるのか、周りを観察し、正確なデータを取り続けなければなりません。
反省はこれぐらいで
反省はこれぐらいで終わりにします。まだまだ農業を始めたばかりで、経営は全くの素人です。今まで学んだ知識が活かせる喜びを胸に頑張っていきます!